Iriomote Wildlife Conservation Center ロゴ
メニュー写真 
■HOME>
■センター施設情報
>
>
>
■TOPICS>
■西表島で気をつけていただきたいこと
>
>
>
>
>
■イリオモテヤマネコについて
>
>
>
>
>
>
>
>
>
西表野生生物保護センター
■イリオモテヤマネコについて
イリオモテヤマネコにせまる危機

<危機>生息地の縮小
 いろいろな生きものを食べているイリオモテヤマネコが暮らしていくためには、いろいろな生きものたちが住む多様な環境を含んだ広い森林が必要です。

 しかし、観光開発、大規模農地造成、道路改修などによって、ヤマネコが好む多様な環境をもった低地部の森林は様変わりしてきました。
道路改修写真
<危機2>交通事故
 

イリオモテヤマネコの生息を脅かすものの中で、交通事故は深刻な問題です。

 1978年以降、2014年11月6日現在で66件の交通事故が起きています。そのうち63件が死亡事故です。残り3件のうちの1件は保護未遂となったためその後の生死が不明です。もう1件は事故の後遺症が残り、野生に戻ることができず保護センターで終生飼育を行いました。そして最後の1件は怪我から回復し、交通事故にあった個体としては初めて野生に戻ることができました。(詳しくはイリオモテヤマネコNEWSをご覧ください。)

 2013年は過去最悪の年6件の交通事故が起きています。そして、2014年はすでに元旦1月22日8月26日、そして11月3日に計件目の交通事故が発生しています。

 西表島では唯一の幹線道路(県道白浜南風見線、総延長約50q)が海岸沿いを走っています。イリオモテヤマネコの行動圏内を横切っているため、ヤマネコは道路を横断せざるをえません。

 ヤマネコの交通事故は、夕方から夜間にかけて集中して発生しています。冬はヤマネコにとって発情期にあたり、また、仔ネコが親離れをする時期でもあります。この時期には活動的になったオスや、経験が浅く警戒心の薄い仔ネコの交通事故が多発します。

 イリオモテヤマネコ以外にも、カンムリワシやキンバト、セマルハコガメなどの希少種、その他カエルやヘビやカニなどの小さな生きものたちも数多く交通事故の犠牲になっています。ひかれた生きものをねらってヤマネコが道路に寄ってきて、さらに交通事故にあうケースもあります。

 ヤマネコだけでなく、動物たちの交通事故の防止は緊急の課題となっています。

交通事故に遭ったイリオモテヤマネコ写真


<危機3>外来生物
 外部から侵入してきた外来生物は、地域固有の生態系や農林水産業に多大な影響を与えることが多く、世界各地で深刻な問題となっています。

 イエネコは、イリオモテヤマネコにネコエイズなどの病気をうつしてしまう恐れがあります。ヤマネコにとって外来の未知のウイルスがどういう影響を与えるかはわかっておらず、絶滅のひきがねになってしまうかもしれません。また、イエネコは野生化するとヤマネコにとって餌をめぐる競争相手にもなります。

 オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、害虫駆除のために石垣島に導入され爆発的に増えました。西表島では繁殖・定着はまだ起こっていませんが、物資に紛れて侵入するらしく、過去には年に1〜数件の捕獲事例がありました。

 オオヒキガエルは繁殖力が高く、小動物を無作為に捕食するため、島固有の生態系をかく乱するおそれがあります。また、オオヒキガエルの毒によって、ヤマネコなどの上位捕食者が死亡する可能性も指摘されています。
イエネコ

オオヒキガエル

copyright@Iriomote Wildlife Conservation Center.All right reserved.