Iriomote Wildlife Conservation Center ロゴ
メニュー写真 
■HOME>
■センター施設情報
>
>
>
■TOPICS>
■西表島で気をつけていただきたいこと
>
>
>
>
>
■イリオモテヤマネコについて
>
>
>
>
>
>
>
>
>
西表野生生物保護センター
■イリオモテヤマネコについて
イリオモテヤマネコとは?
イリオモテヤマネコ写真 和名 …イリオモテヤマネコ
学名 …Prionailurus bengalensis iriomotensis
英名 …Iriomote Cat
方言名…ヤマピカリャー、ヤママヤー
生息域…沖縄県西表島にのみ生息
推定生息数…約100頭(2008年)で減少傾向
頭胴長…約50〜60p
体重 …3〜5s
 1965年 イリオモテヤマネコの学術上の発見(67)
 1977年 国指定特別天然記念物に指定
 1994年 国内希少野生動植物種に指定
 2007年 絶滅危惧IB類からIA類へ(環境省レッドリスト:現存種の中でもっとも絶滅の恐れが高い)

<特徴>イエネコとはここが違う!
こんなところがヤマネコの特徴です。
イリオモテヤマネコとイエネコの違い写真

<生活>主な生息地は、山麓から海岸にかけての低地部分

 イリオモテヤマネコは西表島の全域に生息していますが、主な生息地は、山麓から海岸にかけての低地部分です。

 西表島の低地部分にはシイ・カシ林のほか、サガリバナやマングローブなどの湿地林、海岸林など、狭い範囲で多様な植生環境が混在しています。また、低地部には河川や沢が複雑に入り組んでおり、水が豊かです。イリオモテヤマネコはこのように、水が豊かで多様な環境が混在しているところを好みます。そこにはそれぞれの環境に、ヤマネコの餌となる多様な生きものが豊富にいるからです。

 水田や小さな畑など、人間生活に隣接した地域もよく利用しています。

 ところで、西表島のように小さな島に、イリオモテヤマネコのような肉食獣が住んでいるのは、世界的には奇跡的なことなのです。ハンティングのスペシャリストであるネコの仲間は、一般に、もっとずっと広い生息域を必要とするからです。その奇跡の秘密はどこにあるのでしょうか?

生息環境

<食べ物>季節に応じてさまざまな動物を食べています
 奇跡の秘密は西表島の生物の多様性と、イリオモテヤマネコが進化の過程で獲得した適応能力にありました。

 世界の多くの野生小型ネコの仲間がネズミなどの小型哺乳類を食べるのに対し、イリオモテヤマネコは、トカゲ、ヘビ、カエル、コオロギなどの昆虫、オオコウモリ、鳥類、テナガエビなどさまざまな動物を食べます。このような多様なメニューは、世界中でイリオモテヤマネコだけが持つ特徴です。

 西表島のように小さな島には在来のネズミがおらず、小型哺乳類も少ないなど、資源の量が限られます。ところが、西表島には世界にまれにみる多様な生きものたちがいました。これらを効率よく利用できれば西表島は豊かな島なのです。そしてイリオモテヤマネコはその性質を獲得したのでした。

イリオモテヤマネコ餌動物写真
くらし

 イリオモテヤマネコは主に夜行性で、特に日暮れ時や明け方に活発に動きます(薄明薄暮型)。また、時には昼間にも動くことがあります。

 ネコ科動物のほとんどは単独で行動しますが、イリオモテヤマネコも単独性です。決まった場所に行動圏(なわばりのようなもの)をもつ定住個体と、定住できない放浪個体がいます。定住個体の行動圏の広さはメスが約1ku、オスが2〜3kuです。オスとメスの行動圏は重なっており、だいたいオス1頭の行動圏内に1〜2頭のメスがいます。同性同士の行動圏はほとんど重なりません。若い個体は放浪し、なわばりが空くのを待っています。

 2〜4月ころが発情期のピークで、オスとメスは交尾のころだけ共に過ごします。4〜6月ころに1〜2頭の仔ネコを出産し、母ネコは夏の間仔育てをします。仔ネコは秋〜冬頃には母ネコから離れて別行動をとるようになり、とくにオスの仔ネコはその後放浪の旅に出ます。

ヤマネコのくらし写真
↑クリックすると拡大


copyright@Iriomote Wildlife Conservation Center.All right reserved.